親知らずの抜歯
親知らずは、生え方によっては放っておくと、痛くなったり、周りの歯肉が腫れたりする場合があります。
歯肉に一部埋まっていてなかなか出てこない場合や横向きに生えてるときは腫れや痛みがひどくなり、悪化すると他の歯に悪影響を与えることがあります。そうなると抜歯しなくてはいけません。
当院では、なるべく痛くないように心掛けて抜歯をおこなっております。
抜く必要がある親知らず
- 親知らず周辺の歯肉が繰り返し腫れる時
- 物が挟まりやすく、親知らず手前の歯が虫歯になりそうな時
- 歯並びに影響がでる場合
- 上か下かいずれか片方しか生えていない場合
医療連携
当院は、新潟大学医歯学総合病院、日本歯科大学新潟生命歯学部新潟病院と連携していますので、ご安心してお越しください。
親知らずの種類
真っ直ぐ生えている親知らず
親知らずが真っ直ぐ生えているタイプです。
このタイプは真っ直ぐ生えていて咬み合わせに問題がなければ、抜歯しないケースが多いです。ただし、虫歯になっていたり、痛みがあったり、咬み合わせが悪かったりすると抜歯をおすすめします。
斜めに生えている親知らず
親知らずが斜めに生えて隣の歯にぶつかって圧迫してしまうタイプです。
このタイプが最も多いです。このタイプは虫歯になりやすいだけでなく、隣の歯を圧迫し、咬み合わせや歯並びに影響が出る場合もあるので抜歯をおすすめします。
水平埋伏の親知らず
歯茎の中で完全に横に生えてしまうタイプです。
この親知らずを水平埋伏智歯と言います。このタイプはほとんどが下顎のケースです。真横に生えているので抜歯の際は難易度が高く2~3つに砕いて分けて抜歯をします。
顎関節症
顎関節症とは、あごの関節を構成する骨・筋肉・関節円板・靭帯などの異常によって生じるあごの疾患です。
顎関節症の症状には、「口を開けると痛む(開口時痛)」「口が開かない(開口障害)」「あごで音がする(関節雑音)」などがあります。
顎関節症の原因は?
20歳代と40歳代以降の女性に比較的多くみられる傾向があります。
ほとんどの場合、過度の開口(あくびなど)や、硬いものを咬んだことがきっかけで発症しますが、真の原因は、噛み合わせの異常によって顎関節(特に関節円板)が傷ついたり、顎の運動に関与する咀嚼(そしゃく)筋の連携に支障をきたすことによります。また、背景に精神的ストレスからくる顎関節周囲の異常な緊張が関与していることもあります。
顎関節症の治療法は?
顎関節症の治療は大きく分けると保存療法と外科的療法の2つに分かれます。一般的には保存療法がメインの治療になりますが、保存療法でも改善しない場合に外科的療法を用います。
保存療法
- 消炎鎮痛薬や筋弛緩薬を主にした薬物療法
- 噛み合わせの調整
- 各種のスプリント(コンパクトなマウスピース様のもの)による保存療法
- 筋のマッサージや開口訓練等のリハビリを継続的に行うこと
- 関節円板の位置がずれている時には、徒手的に円板の整位を行い、さらに関節腔洗浄や関節内に液を入れ整位する
外科的療法
保存療法で症状が改善しない場合には、関節鏡視下剥離受動術(かんせつきょうしかはくりじゅどうじゅつ)や外科的に開放術を行うこともあります。また、噛み合わせのずれが大きい場合には、手術を伴った矯正治療が必要となることがあります。